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ことたま漢詩講座のご案内(8月16日開催)


旧暦の七夕に寄せて、「言葉の魂」に触れるひとときを。

8月16日(木)は、月に一度の「ことたま漢詩講座」開催日です。


毎回、詩人の人生、時代背景、歴史や地理、そして日本とのつながりまで——言葉に込められた“魂”を深く味わい、体感する時間をお届けしています。


今月の詩:《古詩十九首》より「迢迢牽牛星」

今年の旧暦七夕(7月7日)は8月29日にあたります。


今月は、それにちなみ、七夕伝説の織姫と牽牛の切ない恋を描いた一篇をご紹介します。


迢迢牵牛星,皎皎河汉女。

纤纤擢素手,札札弄机杼。

终日不成章,泣涕零如雨。

河汉清且浅,相去复几许?

盈盈一水间,脉脉不得语。



訳:はるか遠く牽牛星、くっきりと輝く織女星。

白く細い手で機を織るも、一日織っても気もそぞろ、涙がぽろぽろとこぼれる。

天の川は浅く澄んでいて、ふたりの距離もほんのわずか。水ひとすじ隔てて、見つめあっても語らえぬ。


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この詩が生まれた時代:後漢末期〜三国初期

この詩が詠まれたのは、後漢末期から三国時代初期という、中国史上でもとりわけ激動の時代。政治的混乱の中で、詩人たちは個人の内面や愛、望郷の想いを深く静かに、しかし力強く詩に託しました。

そんな時代に生まれた「古詩十九首」は、後の李白や杜甫らの詩人たちに多大な影響を与えた原点ともいえる存在です。



ロマンと歴史の旅へようこそ

ロマンチックな物語が好きな方、歴史・文学に関心のある方、言葉の深みを味わいたい方——

どなたでもご参加いただけます。




🌿初めての方は無料でお試し参加可能です!

こちらのリンクからお気軽にどうぞ:👉 https://www.chugokugo.online/contact

 
 
 

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