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【二句 三年にして得,一吟双泪流る】~ことたま漢詩10月のご報告

更新日:2023年10月25日




昨日は、皆さんと一緒に「推敲」という言葉のもとになった賈島という詩人の人生を眺めました。元々僧侶だった賈島が偶然にして、時の大詩人韓愈と出会うことでその才能を見出され、還俗し、役人、学者として世に出る道を選んだのでした。





しかし、思うようにならない人生に幻滅するたび、仏教への理解と隠遁生活への願望が彼の精神的な支えなっていたのでしょう。


自然の静寂に戻りたいという詩人の心の声。内なる隠遁への嗜好とが相まって、禅に関連する事柄は賈島の文章の中で極めて独特なものとなったようです。


隠遁生活と学者としての出世、交差することのできない二つの平行線の間を揺れ動いた賈島の人生でしたが、これこそが賈島の詩の独特な芸術的価値であったのでしょう。


迷い多き生活をおくる現代人の私たちにとっても、賈島の言葉には共感を誘うものがありましたね。


11月12日秋フェスでは、漢詩もやります。ぜひお申し込みください!



また、まわりにいらっしゃる日中文化にご興味のある方にもお声がけくださると嬉しいです。

タイムスケジュールも添付しますね。


お申し込みはお早めに、こちらからお願いいたします。





皆様のご参加をお待ちしていますね。


次回のことたま漢詩講座は11月18日です。


いつからでも参加できますよ~。



中国の歴史文化、漢詩に興味のある方

中国語の発音力をアップさせたい方


こちらからお申し込みください。



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