易経の学びは毎日続けていて、今は「六十四卦」の三番目の「卦」を原文で読んでいますが、
何事も基本が大事ということを実感します。
今日はまた陰と陽のについての重要なことをシェアしますね。
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陰というのは真ん中が空いている棒で表し陽は一本の棒で表します。
「八卦」は三本の棒の塊ですが、三本とも陽だと「乾」で「天」「男」を象徴しています。三本とも陰だと「坤」で「地」「女」を象徴しています。
この「八卦」の組み合わせで「六十四卦」が生まれました(周の時代に)この「六十四卦」は宇宙のすべての現象を代表していると言われます。
さて、「陰」を象徴するときは、「六」を使いますが「陽」を象徴するときは「九」を使います。
なぜか?
「陰」は棒が二つに分かれていて、それが三本あるので2×3=6なのは、理解できます。
では、「陽」は何故、棒が三本なのに、3ではなく9なのでしょう?
それが「陽統陰」の意味です。
つまり、陰と陽は単独で分けることができない、存在できない、からです。
「陽」というとき「陰」は含まれているのです。
それが、「陽統陰」の意味です。
「天」と言えば「地」を含んだ「天」であることを理解するのが、中国文化の基本的考えなのです。
「男」と言えば「女」を含むと考えます。
だから、陽を数字で表すとき、陰の6に陽の3を足して6+3=9というわけなのです。
易経は徹底的に自然を観察して生まれた学問です。
陽の横棒「━」と陰の「- -」も元々は男女の生殖器の形を象徴していると言われています。
非常に納得することしきりです。
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