一日30分の易経の学びも、毎日だと、ちょっとづつでも進んでいる感があります。
「乾卦」を読み終え、昨日から「坤卦」を読み始めましたが、「乾」は「陽」、「坤」は「陰」を表します。
ですので、今日は陰陽とはなにかについて、先ずお話しします。この感覚は私たち日本人の中にもある程度根付いているものだと思います。
自然界はすべて相対的に成り立っていますね。
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「陽」は外へ向かうエネルギー、天、太陽、男、奇数、創造、生
「陰」は内に収縮するエネルギー、地、月、女、偶数、協力、死
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「陰」と「陽」はどちらかに分けることはできません。
月も満月には陽の気を帯びます。
「陰」の中に、「陽」が存在し、「陽」の中に「陰」が存在しています。
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「孤陰不生」 陰だけででは、生じず
「独陽不長」 陽だけでは、成長しない
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女だけでは、命を生み出すことはできませんし、男だけでは、成長することが出来ません。
身体の部位も陰陽に分けられます。
頭は陽、足は陰です。
なぜなら、頭は一つで、足は二本だからです。
1は奇数で陽、2は偶数で陰です。
掌は陽で手の甲は陰です。
利き手は陽、利き手でないほうは陰です。
親指は陽、残りの4本は陰だそうです。
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すべての事象に陰陽がありますが、掌と手の甲のどちらかを選べないように、陰と陽は常に一体なのですね。
なにかにつけて「白黒つけたい」日本人と「グレーゾーン」を常に残す中国人と、その思考の原点を見る気がしました。
陰陽に限らず、シェアしたいことは沢山ありますが、また少しづつお話ししましょう。
それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。
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