【易経の学び メモ8】君子终日乾乾,夕惕若,厉无咎

更新日:10月16日

今朝読んだのは以下の段落です。

九三曰“君子终日乾乾,夕惕若,厉无咎”,何谓也?子曰:“君子进德修业.忠信,所以进德也,修辞立其诚,所以居业也.知至至之,可与言几也,知终终之,可与存义也.是故居上位而不骄,在下位而不忧.故乾乾因其时而惕,虽危无咎矣.”

「九三」は宰相の位置です。

つまり、やってきたことが広く認められた状態です。

“君子终日乾乾,夕惕若,厉无咎”に対する、孔子の解説は、だいたいこんなような 内容です。

美徳を積み重ね、言葉に誠実さをもって、功績をつむこと。

先を見据えた目標を据え、実現に向けて努力する人は、事業の発展の兆候をつかむことが出来、終わらせるべきときに、速やかに終わらせ、安定して良い状態で発展できる。

こういう状態だと、地位の高い者は驕らず、地位の低い者も憂うことはない。

そういう心情で、一日中、精力的に働き、常に慎重に行動すれば、危険なことに遭うこともないのだ。 *******************************

今日のひとことの中で、私が最も感慨深かったのは、「終わらせるべき時に、すみやかに 終わらせる」という考え。

これは今まで受けた学校や家庭教育のなかでも欠けている部分ではないでしょうか。

教育も含め、社会全体が「もっとたくさん、もっとたくさん」という一方行のような 気がします。

全ての生命、すべての物事に「終了」はあるのが自然なことなので、 日々出来る限りの努力をしながらも、その時期を見定める落ち着きを持つということでしょう。耳の痛い話ではありますが。。

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