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【元プロ野球投手 黒田博樹さんの座右の銘】〜「耐雪梅花麗」・西郷隆盛の漢詩の一節

更新日:10月16日

【元プロ野球投手 黒田博樹さんの座右の銘】〜「耐雪梅花麗」・西郷隆盛の漢詩の一節



昨夜は子供達と元プロ野球選手の黒田博樹さんの感動と驚きに満ちた人生を観ました。

大リーグでも活躍し、そして2015年度には海外の超高額オファーを蹴って古巣である広島に戻り、そして2016年には25年ぶりのセリーグ優勝に大きく貢献して有終の美を飾り引退されました。

その黒田選手の座右の銘が漢詩の一節。


『耐雪梅花麗』


「厳しい雪に耐えてこそ、可憐に匂い立つ梅の花は美しく咲く」という意味です。


ファンの人がいる限り、負けて良い試合は一つもない、と戦ってきた黒田選手は、野球を一度も楽しかったと思ったことはないそうです。



苦しさと恐れをこの言葉を励みに耐えてきた野球人生だったそうです。


『耐雪梅花麗』は、西郷隆盛がイギリス留学する甥の市来政直(いちきまさなお)に送った漢詩の一節だそうです。


私よりも若い黒田選手が、西郷隆盛の漢詩を座右の銘にされていたとは、とても新鮮な気がしました。

ワクワクすること、楽しいことをしようと、よく言われますが、使命と責任感、怖れとの戦いの人生も、それがその人にとってやらずにいられないことなら、 それは、静かなるワクワク、情熱なのだと思います。


西郷隆盛の詩は、以下です。

一貫唯唯諾

一貫、唯唯(いい)の諾


従来鉄石肝

従来、鉄石(てっせき)の肝


貧居生傑士

貧居(ひんきょ)、傑士(けっし)を生み 勲業顕多難

勲業(くんぎょう)多難に顕(あら)わる


耐雪梅花麗

雪に耐えて梅花麗(うるわ)しく


経霜紅葉丹

霜を経て楓葉(ふうよう)丹(あか)し


如能識天意

如(も)し、能(よ)く、天意を識(し)らば、


豈敢自謀安

豈(あに)敢(あえ)て、自から安きを謀(はか)らむや


「耐雪梅花麗」の一句は中国語で読んでも美しいです!


nài xuě méi huā lì

耐 雪 梅 花 丽


私も仕事で能力が足りないと感じたり、時間がないと焦ったり、

プライベートでも子供のことやコニュニティーのこと等々

「う~~ん大変!」と思うこと尽きないけれど、

そんなときは、美しくも勇気の湧くこの言葉をつぶやきたいと思いました。


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